日蓮宗の開祖「日蓮」が、柄に数珠を巻いていたと言われる太刀「数珠丸恒次 」は、日蓮上人とともに波乱の生涯を送っていたようです。 「数珠丸恒次」は、優れた切れ味を持った刀剣であったようですが、僧侶である日蓮聖人の所有する刀のであったことから、血のりを浴びるような武勇伝は残されていないようです。日蓮上人はこの杖を山登りの納税代わりとしていたというような事柄が伝えられているようです。日蓮の没後、刀は久遠寺に所蔵されったのち、行方知れずになっていたようですが、1920年に、偶然、競売にかけられていたところを偶然発見されたようです。この世紀を超えての発見は、大きなスクープとなったようです。 午後「数珠丸恒次」は、国宝とし文化財保護法による重要文化財の指定を受け、本興寺に所蔵されているようです。このような貴重な刀剣が、時代を経てみつかることは本当にミラクルであったとしか言いようもない出来事でもあったようです。